ショート・シンガポールIII飛行艇
エレガントな3枚垂直尾翼、僅かに後退角が付いた複葉、4発と2x2のプッシュプルで使う櫛形配置エンジン、観音開きのようなのカバーが付いたラジエーター、極端に短い補助フロートの支柱という、なかなか味の有る飛行艇。基本的に軍用だったようだが、Webでチェックすると民間向けのような塗装の機体もある。
原型は1型で1枚尾翼だったのが、ズルズル増えて量産型の3型では3枚尾翼になっている。この後、ショート社は、3発のカルカッタ飛行艇で、またもや1枚尾翼に挑戦するが、結局ズルズルと3枚に戻ったような。あの川西2式大型飛行艇を思わせるサンダーランド辺りで1枚に定着したのかな。
絵
絵はシンガポール3型のハズ。上の絵は、この頃の軍用飛行艇の常で、パイロット席の前に射手がいる。体が大きな射手だとパイロットは前が見えないんではないかと心配して、そのような絵を描いた。なを、実機は、この絵ほど上下の翼に長さの差がないように見える。
下はwarbird.netに投稿したもの。実際はもっとスマートな飛行艇なのだが描いているうちにこんな短い飛行艇になってしまった。それにしても、このとってつけたようなコクピットの形は何とかならんのか。
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