2010年5月9日日曜日

Couzinet 70 Arc-en-Ciel


Couzinet 70 Arc-en-Ciel
 Couzinetはクージネと読むようだ。Arc-en-Cielは「あーくあんしえーる」とよむようで、虹。「雨の弧」と言う意味かと思ってググってみたら「空の中の弧」という意味らしい。飛行機の名前なので、本来はL’が先頭に付くべきなのか。フランスの通産省航空技術局とでもいうような役所の研究所に勤めていたルネ・クージネさんが設計した飛行機。高速の郵便機として設計したという話を何処かで読んだような。

 かなり丸っこい姿になっているが、実際には設計意図を反影し、いかにもフランス人らしい、もっとスマートな飛行機だったようだ。最初に描いた線、機首からコクピットを通って尾翼に流れる線が気に入り、そのまま全体を描いたらこうなった。
 warbirds.jpに投稿した時と背景を変えた。機体の塗装もすこし変えてフルカラー。朝、日の出前、アフリカから南米に向けて飛び立った直後の背景に乗せた。うーん、カッコイイ。

 3発機は第二次大戦前に流行り、その後、長い間あまり見なかったが、エアバス初期にトライスターやDC-10が出てリバイバルしたような気がする。双発は大洋横断機としては使えない規則がアメリカにあったようだ。この頃設計されたビジネスジェットでも大洋横断を想定した飛行機は3発がけっこうある。
 昔々、太平洋上空で、乗っていた747が3発のDC-10を追い越した時は、「さすがに4発は速い! はっはっはっ!」と、まことに気持ちが良かった。その後基準が変わり、太平洋線に双発の機体をつかえるようになった。3発機はまた廃れてゆくことになる。しかし、あの双発は満載時にエンジンが一個止まると上昇できないらしいのでちょっと怖いな。それに、747よりスピードが遅くなったようだ。距離を飛ぶときは、やはり4発、747。


0 件のコメント:

コメントを投稿

このブログを検索